ストーリーの謎に迫るシリーズ05です。トリガーが放り込まれた懲罰部隊だが、ここの謎といえば、おおよそ軍法会議で有罪になった連中の刑務所とも思えぬ懲りない面々なところだけれども、独断と妄想ですっかりネタバレでお送りします。※なお、記事は当該ミッションをプレイした時点で入手できている情報に基づいて書きますので、コメントにもご注意くださればありがたいです。
キャンペーン ストーリー05 謎の愉快な連中
ストーリームービー
ザップランド 444 懲罰部隊
ストーリームービは、懲罰部隊で航空機整備士をさせられているエイブリルの語りで始まる
あたしらにとっちゃうまくいかないもんで、敵がみごとに陽動にひっかかっちまいやがった
まがい物だけでできたあたしらの基地は、規模だけから見ればオーシア空軍の反撃の要みたいに見えたからな
毎日、毎日、毎日、毎日の空襲だ
敵がここを叩こうと真剣になっても、叩かれて出る損害なんかありはしない
バンカーに並べた張りぼてと、員数外の懲罰兵の命
それくらいさ
ダミーを繕う合間にほんとうに飛べる機体も組んでみたが
ちょっとは反撃しなくちゃ本物の基地らしくないと思った奴が司令部にいたらしい
幸い、搭乗員はそこそこいた
懲罰部隊に落とされた罪の深さと、作戦機を操縦する腕前は関係ないらしい
操縦の腕前はいいんだが手癖の悪い奴
博打しか頭にない馬鹿、根性ないくせに政治犯気取りの奴
そんな連中に操縦桿を握らせて、迎撃戦闘だ
毎日、毎日、毎日、毎日
(いや、あの、いくらエイブリルが天才エンジニアだとしても、どうも西側機で占められてるオーシア空軍内で、しかも牢獄懲罰部隊でどうやってフランカーなんかレストアできたんだ???って、他の機体もだが、そのパーツ代とかの経費はどこから、、、なんて事は突っ込んではいけないお約束です!)
そら、今日もまた新入りが放り込まれてきた
こいつは何をしでかしたんだか
あたしのお父さんはオーシア空軍で死んだ
敵に包囲され撤退する友軍の、その撤退援護は危険な任務だ
これに志願した英雄的な連中がいた
だが、本当に難しいのは、この英雄的な殿軍を無事に撤退させることだ
父さんは、この任務に就いた
そして、諦めた
遅すぎた、と判断したんだ
誰しもが同じように考えただろう
戦後、父さんの最期の様子をうちに伝えに来た父さんの戦友が言っていた
次に撤退戦を経験したとき、父さんは殿軍に志願した
大馬鹿野郎だ
そして、死んだ
やはり誰の援護も得られずに
あたしは、この話が大嫌いだった
なんて惨めな死に方をしたんだと、父さんのことを惨めに思ってきた
(えっと、この部分の気持ちは、あとあと効いてくるエイブリルの心情だ)
最近この基地に、懲罰部隊に放り込まれてきた奴について、噂を聞いた
こいつの罪ときたら、なんと、その手でハーリングを殺したんだそうだ
前の戦争のときのオーシアの大統領
あたしがこんなところにいるそもそものきっかけ
じいちゃんが自前で超音速機を作ろうとした理由
父さんがあんな死に方をしたあの戦争の指導者がハーリングだった
あたしはこの新入りに礼をいうべきなんだろうか
いや
虫唾をこらえきれないのは、この誰もが誰をも信じない腐った空気だ
(ある意味、このセリフは暗示的だ)
まあ、今回は大きな謎みたいなものは見当たらないので、キャラクター紹介でもしておくかー
<登場人物>
懲罰部隊、444基地飛行隊のコールサインは Spare で統一されている。そもそもエレメント(2機編成の分隊)とか編隊という概念がまったくない。統制もなにもあったものではないのだが一応スペア隊ってことだ。機番は囚人番号ってことらしい。
Spare 2 Count:カウント。頭を取りたがり屋、撃墜数にはこだわっているが水増し報告疑惑あり。
Spare 6 Full band:フルバンド。情報屋と呼ばれている。
Spare 7 High Roller:ハイローラー。ばくち打ち。トリガーが墜ちるかで賭けをやったりしている。
Spare 8 Champ:チャンプ。管制官の指示にも従わず強引に離陸しようとするとか規律破りの血の気多め野郎。
Spare 11 Tabloid:タブロイド。エイブリルの事は高く評価している。自称政治犯。
Spare 15 Trigger:トリガー
(機番が欠番になっているのは墜とされているという事か。1番機不在である)
Col. McKinsey:基地司令、マッキンゼイ大佐。まあ、悪役司令官といってもいいのだが、ある意味まじめな軍人である。
AWACS Bandog:空中管制機、バンドッグ。囚人どもと一緒に賭けに乗るとかこいつも不真面目。
(しかしだ、オレ的に444航空隊最大の謎は、このAWACSだ。航空自衛隊のボーイング製 E-767 は優秀なAWACS機であるがコストは一機約 550億円。搭乗員数20名で運用と言われており、空自でも4機しか持っていないのに、そんなに高価で高度なAWACSを懲罰部隊に、、、ここは突っ込んではいけないお約束^^;)
<用語>
FCS:fire control system、射撃統制システム、火器制御システム
罪線:ざいせん。懲罰部隊航空隊で罪の重さを線の数で表しており、垂直尾翼にペイントされる。トリガーは3本線で一番の重罪者とされる。
キャンペーンストーリー ミッション05 444 「懲罰部隊」
『ハーリング殺し』ということで懲罰部隊送りになったトリガー。さっそくその444基地航空隊で出撃命令が下る。
基地司令のマッキンゼイがブリーフィングで演説だ
ここは敵の攻撃を吸引するための囮基地だ、諸君らがここで囮となり敵の攻撃を引き受けることで我が軍の反撃主力は無傷のまま準備を整えることができる
形の上だけ邀撃機が上がれば十分、廃機寸前だがまだ離陸できる機体を何機か用意した(ってエイブリルの働きでだ)
今回も重罪のものからこの任務に当たってもらおう、まずは『ハーリング殺し』のお前からだ
敵爆撃機の撃墜までは期待しない、この基地から邀撃機が飛び立った事実だけを敵に見せつければよい
だから、とりあえず上がれという作戦
[ OPERATION NAME ] High Card(ポーカー用語だな)
[ DATE/TIME ] 2019/7/1 08:17
[ AREA ] Zapland
基地上空で欺瞞邀撃せよ。
しかし、今回結構な数の戦闘機が上がるが、エイブリルってそんなに再生したのかー
<<うっせえや!>>割り込むチャンプ
トリガーの罪線は3本線。
Spare 2 カウント
<<今回もミサイルは撃てないのか、FCSをロックしている>>
火器制御システムがロックされていて、武器が使えないと
Spare 6 フルバンド
<<やつはハーリングにきっちり2発ミサイル撃ちこんでる>>
Spera 2 カウント
<<さすがだな、情報屋>>
Spera 6 フルバンド
<<情報握ってないと死ぬからな、今の戦争は>>
ふむふむ
いやいやいや、当たったとしても1発しか撃ってませんけど。2発ということになっているということは、ミサイルが2発飛んでいたという客観的事実があるわけだな。
ということは、、、、
おやおや、やはりトリガーは誰かに嵌められたということだー!
AWACSの交戦記録と、トリガーの機体のミサイル残弾数を検証すれば数が合わないはずだ。
確かに、エースとして脅威になりかねないトリガーを、件の事件を利用して前線から外したいという思惑だな。
なるほど、ここにも裏の臭いがするなぁ。オーシア軍法会議にまで介入できる裏の者達なのかー!
しかし、まともな戦闘機もないはずの懲罰部隊444航空基地送りにしたはずが、エイブリルという腕っこきのエンジニアがきっちり戦闘機を仕上げているなんて思いもしなかったろうし、基地司令のマッキンゼイがある意味まじめに出撃させるとは、誤算だったに違いない。
皮肉な話だが、マッキンゼイ大佐グッジョブ!!www
しかし管制塔を攻撃されたマッキンゼイ司令びびって大慌て
どうしますとAWACSバンドッグが問い合わせるも返答無しとは、どっかに逃げ出したに違いない。
しょうがなく、AWACSバンドッグが、火器制御システムのロックを解除し
<<ウェポンズフリー、交戦を許可する、殺してこい>>
と
(しかし、AWACSの操作で戦闘機の火器管制システムをロックしたり解除したりと、高度なシステムを持っているんだな、、、とここもスルーしないといけない^^;)
Spera 11 タブロイド
<<なぜ初めからそう言わない>>
と最初っからまともに迎撃させろと文句をいうと
AWACS バンドッグ
<<ここは懲罰部隊だ、お前らがいつ死ぬかは俺が決める>>
これはちょいと意味深な発言
Spera 2 カウント
<<さてじゃぁ僕が指揮をとる、各機援護しろ>>
と、頭を取りたがるカウント
Spare 8 チャンプ
<<誰が嘘つきの指揮棒で踊るかよ>>
まったく信用されていないw
Spare 2 カウント
<<俺の腕を見せてやろう>>
ほう、自信があるらしい(オンラインバトルに来てみる?相手になるぞ! ニスモンがw)
<<トリガー撃墜数をちゃんと数えておけよ、あとで比べよう>>
なにかと張り合ってくるなぁ
Spare 11 タブロイド
<<いや、どうせ水増しして報告するんだろう>>
あはは、まったく信用されていない
Erusian Bomber:エルジア軍爆撃機
<<まずい、このままだと餌食だ、急げ>>
Erusian Fighter:エルジア軍戦闘機
<<くそ、爆撃機が来る前に、全滅させるつもりだったのに>>
トリガー、敵も予想外の迎撃
Spare 7 ハイローラー
<<トリガー!墜とされるんじゃないぞ>>
気遣っているわけではない、トリガーが墜ちない方に賭けているだけだ
<<それとな、背中に注意しろ、お前が帰らねえ方に大金賭けたやつがいる>>
おお、物騒な
AWACS バンドッグ
<<スペア7、黙れ>>
お前かーーーー
Spare 11 タブロイド
<<しかし、上々の乗り心地だ
飛行機の整備はよくできてる
しかもスクラップ機からこの状態だ、どんな魔法をつかえばできる?>>
エイブリルへの評価が高いな
マッキンゼイ大佐
<<何をしている!>>
<<私を・・・・>>
AWACS バンドッグ
<<ウィルコ、マッキンゼイ司令、しばらく黙っていてください>>
基地への爆撃が止んでいるので、マッキンゼイが管制塔に戻ってきたのだろうが、、、
Spare 11 タブロイド
<<懲罰兵の飛行隊、そんなものを作った理由があるはずだ
ハリボテの基地作戦は、いまのところうまくいっているようだけど
戦争を終わらせる方策は誰かにあるんだろうか>>
、、、これは
これは、、、
ひょっとして、エイブリルと、トリガーを懲罰部隊に揃えたのは偶然ではないということなのか、なのか?(重要なので2度言いました)
ということは、裏オーシア軍の動きを察知した表オーシア軍の思惑で、トリガーは裏オーシアに利用されないように、懲罰部隊に隠されたのか!?
そもそも裏オーシアの情報で、444航空基地が欺瞞基地だということを知っていれば、エルジア軍は無駄な爆撃など繰り返さないはずだし、、、、まあ、その情報はエルジア軍に渡っていないということか。
しかし
AWACS バンドッグ
<<スペア7、賭け対象が着陸で死んだ場合はどうなる?>>
いやいや、無線ですっかり囚人どもと賭けに興じていることをしゃべってるし、管制塔にも聞こえてるんじゃないの?どないやねん
しかしまあ、着陸管制は基地管制塔だからバンドッグは手を出せないぜw
AWACS バンドッグ
<<トリガー貴様のせいで大損だ、覚えておけ>>
着陸後も無線でこうよこしてくるとは、コワイコワイぞ
(しかし、無線通信といえば、エルジア軍の無線が聴けてたわけだから、こっちの通信もエルジア軍に傍受されていると思うのだが、こっちはさんざん、ここは欺瞞基地って言ってたけど、いいのか?ってここもスルーしないといけないとこだな)
ちなみに、この画面から、444航空基地のまともに機能する部分は滑走路1本の海に突き出た島の部分だけってことで、陸地部は全部ダミーってことだ。
まあ、陸地と橋一本で繋がってるだけだし、たしかに刑務所として運用しやすく作られているってことだな。(って、エルジアもあの橋を攻撃目標にするべきだと思うのだが、、、w)
このミッションの謎まとめ
いや、今回は突っ込むべき謎なのかどうかよくわからないストーリーであったのだが、ひょっとしたらの妄想で、トリガーの懲罰部隊送りは、嵌められたのではなく、事件を利用した別の思惑なのかもしれない。
ということは、オーシア軍の裏に気付いてる表オーシア軍がいるということだぞ。
ってことで、まったなー
ではでは(^^)/~~
聞こえてくる敵無線は基本的には「演出」。実際に聞こえているわけではない。
まあ、そこはお約束ってやつですねw
おそらくスペア隊はこの後の展開的に諸々のファーストペンギンな部隊だったのでしょうね。だからその情報を集積して発信できるAWACSを番犬殿は運用できた。
>Spare 6 フルバンド
><>
これは、、、つじつま合わせ目的で何者かがデータを改竄?!
(後々、一瞬それっぽい”何かが”出てくる)
Spare 6 フルバンド「やつはハーリングにきっちり2発ミサイル撃ちこんでる」
多分、戦闘機のほとんどは機体2機分のパーツで3機分生産できる技術が売りの
ノースグラインダーIG(南ベルカ国営兵器産業廠)製なんだよ
表立って取引できないところはOEMかHCLIみたいな兵器会社を経由して
各国へ供給されてると勝手に脳内補完した(笑)
そもそもこの世界の兵器は陣営・国家を問わず同じ物を使ってますからね・・・。
登場する機体は「こちらの世界」のものに似ていますが別ものです。 あくまで酷似しているだけです。 だって、あちらの世界には西側も東側もないのですから。(野暮なつっこみ^^)
想像すると、戦争が頻発しているあっちの世界では戦闘機なんかはこちらの自動車ぐらいの感覚なのでは。 大量生産したり、それを運用していくには構造もシンプルで組み立てや修理も簡単なはず。 必要は発明の母ですから、こちらには考えつかない技術や方法があるんじゃないですか。
なにせ向こうには「空間転送」という小は戦闘機の兵装に始まり、航空機、戦車、極め付きは戦艦なんて大型のものが瞬間的に目の前に現れる、魔法にような技術を確立しているぐらいですから。(もしかすると大型のものは光学迷彩などで目に見えないだけかもしれませんが。)
飛行機もヘタするとジェットエンジンで飛んでいるように見えますが、実は別の理屈で飛んでるのかも知れません(たまに変態機動しているのを見ますからね)
話を戻すと、戦争中だと自国だけだと足らずに他からも手配するだろうから規格の統一化や部品流用もできるようになっていると思われます。 だから現場には中古機や部品取り機もたくさんあるだろうから「2コ1」みたいにするケースも多く意外と簡単なのでは。 そう思うとエイブリルはこの境遇には嫌気がさしているでしょうが、パーツはあるし、設備もあるので「スクラップクイーン」としたら案外楽しいのかも知れません。 頼まれてもいないのに飛べる機体を組んじゃうくらいですから。
それこそマッコイ爺さんみたいな人がいて純正品じゃない互換品を安く売りに来たりして、
出所の怪しいパーツを持ってきて、旧世代の機体に無理やり現世代機のパーツを載せて最新鋭機に負けない機体を作ってみたりなんてことしてるかも。 例えるなら「見た目は子供・アソコは大人」みたいな飛行機・・・あれ?なんか違う・・・。
(咳払い)
とにかく「7」では、こちらでは博物館に片足(翼?)を突っ込んでいるような機体が現役バリバリで最新鋭機と渡り合って飛べるのはウレシイことです。
何度も出てくる、「貴様らの死に方は私が決める」
そして順番に死んでいく代替部品たち・・・。
スペア部隊は本当になんらかの意図が働いている・・・。
司令官「廃機寸前だがまだ離陸できる機体(Su-47とかX-02Sとか)を何機か用意した」
どう見ても機密兵器です、ありがとうございましたw
エルジア軍の無線については、このシリーズでは昔から敵軍の通信(主に一般兵同士のやりとり)も聞こえてましたしあまり意味はないかと・・・
あはは、そうですよね。たまたま都合よく、廃棄寸前のベルクトとかX02とか、ほんとうにたまたま正規軍整備士も見放した出物があったんですよ。
やっぱ、すごいねエイブリルは神w
無線の件は、昔からこっちの無線機はとても高性能ってことになってるんですよね。先進的なスクランブルや全周波数帯(民間ラジオ周波数含む)同調システムを備えているようですねw
M19でカウントが「オープンチャンネルでしゃべってやがる.敵にもまる聞こえだ」って言った時に「じゃぁ今まで聞こえてたのは何なんだよ」って思った人は多いに違いない
ところで基地司令官の和文表記はマッケンジーじゃなくてマッキンゼイになってたよ~な…
ああそうだ
マッキンゼイだわ
周回プレーになると、懲罰部隊には豪華すぎるF-22Aで上がったりするわけですが、「低コスト機体からしか選べない」という制限でも良い雰囲気のステージでした。
このステージの時点では、フルバンドって街の情報通くらいに思ってました。
ですよねー
05はMiG-21bisかF-104しか選べないとかねー